社員レポート


営業部 佐藤 淳一

2015年新築マンション

 住宅流通研究所(札幌)がまとめた2015年の新築1戸当たりの平均価格は前年より3.7%高い3864万円で、4年続けて値上がりしたとの記事が掲載されました。東日本大震災後、建設費が高止まりした影響で、すでにバブル期を上回る過去最高の価格水準になっている。これに伴い、より手頃な中古物件の価格もつられて上昇しているとのことで、仲介手数料は単価が上がり一見良さそうに感じますが、そうとも言えません。「ここ数年、値上がりペースが急で、子育て世代が購入を諦めるケースも目立つ」とのことで札幌の不動産会社の営業担当がため息をつくというのは他人ごとではありません。

 販売戸数が最も多い3LDKの2015年の平均価格は3781万円で、2011年より1000万円も値上がりしており、急激な上昇が見られます。ここ数年は販売価格が1億円を超える「億ション」も復活しており、購入価格は年収の5倍が目安とされるため多くの人が手が届かないものになりつつあります。高額物件を扱う大手不動産業者を中心に新規の販売戸数を絞り込んだ上で、首都圏や海外の富裕層に購入を持ちかけるケースも増えているそうです。価格だけをみると好調に見える販売も、価格高騰が響いて15年に発売した物件の成約率は6年ぶりに70%を割り込んだようです。少し前まで工事中に完売御礼の看板が多く見られていたと思ったらいつのまにか棟内モデルルームの垂れ幕が見られるようになり、売り切るのが難しい状況になったようです。