社員レポート


営業部 草野 裕樹

平成27年3月レポート(4/11)

 この時期はいつもながらに慌ただしく時間が過ぎていく。電話を受け、物件の話をし、待ち合わせをして案内に行ったり、店舗まで出向いてもらって接客したのちに物件案内に行くなど不動産業界にとっては慌ただしくも「仕事をしている」という実感がわく季節でもある。賃貸売買ともに動きがあり、いつも以上に電話にも力が入ってしまう。最近の反響は学生さんや就活で部屋を借りたいという相談が多くなってきている。ワンルームに限らず、大きめの部屋もその対象となっておりゆっくりと自分の時間を過ごしたい、使いたいという考えの現れなのだと思う。場所も従来より人気のある北大周辺や円山エリアが、人気が根強いように思える。周辺にいろいろな施設や店があり、かつ、中心部へ移動しやすいという利点を持つこのエリアはこの時期だけでなく年中を通して人気がある。特に女性からの支持が強いのも特徴の一つだ。
 ほかのエリアはどうなのだろうか。今年の傾向としては豊平区や白石区が若干弱いように思える。中央区・北区は例通りの勢いで成約が続いているが南側から東側にかけての勢いの弱さが目立っているように思える。物件の動く層を見てもワンルームタイプと大きめのファミリータイプなどの間取りは動きを見せているが、その中間層が動きに弱さを感じる。そしてその一番弱い層に空きが目立っているために賃料の下落などの弊害を誘発しているように見て取れる。
 従来であれば、中心部に住みたいが資金的な問題、環境的な問題、物件の絶対数の問題ということにより外縁部のちょっと大きめの間取りに住んで自分なりに納得していた人たちが最近は中心部へ積極的に移動を行い中心部は過密化傾向、外縁部は空洞化傾向に変異しつつあるように思う。これは移動を行っている人たちの収入や仕事・職場環境の変化に伴うものと推測されるがそれにしても顕著に見受けられる。中心部の成約率が高いのに対し周辺の物件には条件の悪い申し込みや大きな賃料交渉が持ち込まれるなどのマイナス材料が目につく。中心部は高い賃料帯を維持しながら成約率も維持している。外はその反対を示す。この差は本当に収支的なものや環境が変化したからという簡単な、表面的なものなのだろうか?
実際に申込みになる人たちの話を聞くと、今はネットでいろいろなことを調べられ、良いことも、悪いこともすべてがオープンになっている。その情報をもとに物件や場所を決めていくそうなのだが、口コミ情報を見ていると中心部には「便利」という言葉が多く使われていていかにも人気があるという感じがする。逆にほかの場所はあまり良いことが書いていらずネガティブなことが目立つ。そのような書き込みだけを見ると答えはおのずと見つかりそうなものである。
 情報は扱う意図によって大きくその質を変化させる。またすべての情報が正しく良い影響を与えるとは限らない。情報を受け取る側の考え一つでいいようにも悪いようにも変わるのである。そういったうえで如何に上手く情報発信をできるかで変わってくるのではないだろうか。刻一刻と変化する情報社会において、一瞬でも後れを取ると予想以上に大きなダメージを受けるのかもしれない。