社員レポート


石黒 修司

10月期レポート

 最近の札幌市内の不動産動向をみると、売買では、全体的に価格が下落している様に感じます。特に投資向け物件については、賃貸の賃料じたいが、かなり下落しており、それによって利回りの兼合いもあり、売買価格も連動して下落しているのが現状です。
 また、現在、賃貸中で長期間入居中のため、高利回りでも、空室後のリスクや賃料の下落を計算しないといけません。

 現在では、インターネットによる情報により、業者だけでなく、御客様も多様な情報を簡単に手に入れる事が可能になりました。以前に比べると、業者からの情報だけでなく、御自分で、インターネット等で調査される御客様が増えたように思います。
 最近の景気動向もありますが、上記の空室や賃料の下落リスク、さらには、他の情報を加味して、大幅な価格交渉をされる御客様が増えてきました。
 また、投資向け物件に手頃な、ワンルーム・1DK・1LDK位の物件がバブル期以降、供給が減った事もあり、築浅の投資向け物件が、あまりない事も影響しています。バブル以降、分譲マンションのデベロッパーに対して、公庫や金融機関が、投資向け物件(50u以下)には、融資をあまり行いませんでした。
 その後、不動産ファンドのお金が、地方に流入する様になると、1棟ものの物件が建つ様になりましたが、そのお陰で、供給が過剰気味になってしまいました。

 そして、「リーマンショック」のお陰で、不動産ファンドが、地方からの撤退を余儀なくされました。
 これからは、需要と供給のバランスが是正されてくると思います。また、相続税が今よりも増加しそうな動きがありますので、生前贈与の形が増えてくると思います。