社員レポート


佐藤 淳一

安さより大切なもの

 経済が冷え込み、誰もが出費を抑え、財布のひももかたくなっています。最近はインターネットの普及でいろんなものの価格が瞬時に検索できて便利になったこともあり、すぐに調べては交渉する方もいらっしゃいます。家電等であれば商品が同じで価格のみで単純に比較することができますが、不動産に係るものはそうはいかない部分も結構あります。

 最近感じるのは特に内装等の工事では手抜きはいくらでもできるんだなということです。売買で内装済みのものやオーナーチェンジ等で知らない業者が内装したものも結構あるのですが、首を傾げたくなるような工事も見受けられます。安い工事でその場はわからないように綺麗に仕上げてあっても、細かいところで手を抜かれています。クロス貼替でも、普通なら取外して全部綺麗に貼るようなところを、取外す手間を省き見える所だけを綺麗に貼替え、手の届かない部分は適当にごまかしているといった具合です。クロス貼替では普通u単価で比較しますが、貼替面積をみると窓面の面積等を除外した実面積ではなく、窓面等も含んだ面積で計算する業者もありますので、単価だけ安くでも面積が大きくトータルでは高いということもあります。高ければ高いほどいいというものではありませんが、デフレの中、利益を削ってでも仕事を得ようとする業者も多いでしょうが、適正な利益がなければいい仕事はしてもらえないのではないでしょうか?経済が疲弊し、少し高くてもその分しっかりした工事をしてもらうという心のゆとりまでなくなってしまったように思います。