社員レポート


佐藤 淳一

不動産資格について

 お客さんの中には不動産の資格を複数取得されている方がおり、合格した話などを聞くと自分も宅地建物取引主任者のみではなく他の資格を勉強しなければと思います。その一方で物件を所有するお客さん自身も勉強をしなければ自分のマンションの資産価値が下がってしまったり、損をするケースもあるように思います。

 不動産資格としては宅地建物取引主任者をはじめとし、マンション管理士、管理業務主任者、ファイナンシャルプランナーと幅広く資格を取得されており投資に対する意気込みを感じます。

 当社で扱っている物件はほぼ100%分譲マンションですので、マンションに関する資格としてマンション管理士、管理業務主任者は大変ためになる資格だと思います。知識があることによって余分な支払いを防ぐことができます。マンションのトラブルで多く発生する水漏れですが、これまでも黙っていると専有部分のせいにされて費用を請求され何も疑問に思わない所有者さんもいるようです。請求してとりやすいところからとっているように感じられるマンションもあります。最初は専有部分の水漏れのため所有者の負担だといわれたものが最終的には共有部分として費用を管理組合が負担したケースが多数ありました。逆に実際に対応した管理会社の社員が勉強不足なために説明しても理解してもらえないこともありました。

 マンションの管理組合の運営についても問題のあるマンションも思っている以上に多く、肝心な所有者が何も気が付いていないことも多々あります。総会などはいい機会ですので所有者の方には自分のマンションの価値を高めるために人任せにせず積極的に参加して発言していただきたいと思います。発言するからには根拠も必要なこともあるでしょうから資格をもった人の発言と、そうでない人の発言では受取られ方に違いがあったりしますので所有者の方々にも資格の取得・勉強はおすすめしたいと思います。また、相談されたときにアドバイスできるように自分も勉強しなければと最近感じてます。